平成29年式のダイハツ ムーヴ。
走行中キーキー異音がするとの事で入庫しました。
丁度12ヶ月点検の時期でしたので、お預かりして点検。
フロントブレーキパッドが摩耗して異音が発生していました。
ディスクブレーキには、パッドウェアインジケーターという部品が付いていて、
「ブレーキパッドが減ってきているから、早く交換しないとブレーキの効きが悪くなるよ」とキーキー鳴って教えてくれます。
異音が常に発生する場合は、何か異常が発生していますので早めに点検に出しましょう。
ディスクブレーキパッドが摩耗して交換が必要な場合、相手側のブレーキローターも摩耗や腐食が発生していますので、
基本的にはブレーキローター(上に置いた円盤の部品)とブレーキパッド(下の部品)の同時交換をお勧めしております。
また、ブレーキキャリパー(パッドを挟む部品)のピストンやスライドピンの動きが悪い場合や、ブーツが切れている場合等、オーバーホールも同時にお勧めしております。
ブレーキキャリパーの動きが悪かったり固着してしまったりすると、ブレーキの引きずりや利きっぱなしが発生、せっかく新品に交換したブレーキパッドやローターがダメになってしまい、再度の出費になってしまう可能性があります。
また、ブレーキ全般に言えることですが、完全に固着したまま走行すると、最悪の場合ブレーキが利かない・車両火災などにつながりますのでしっかりと点検整備しなければいけません。
DIYが得意な方はご自分で作業する場合もあるかと思いますが、ブレーキやタイヤの整備不良は事故に繋がりますので、プロにお任せ頂ければなと思います。